こんにちは、くまざきデンタルクリニックです✨

歯を失う病気はいくつかありますが、定期的にメインテナンスに来てくださっている場合、むし歯や歯周病での抜歯となるのはとても少ないと言われています。

神経を取ってある歯（失活歯と呼ばれます）は強い力がかかった時に歯を支える歯根が折れてしまうことがあります。これを “ 歯根破折 ” と呼び、深くまで折れて細菌の感染が起きている場合には抜歯せざるを得ないことがあります。

青い矢印の歯は、神経を取る処置が行われており、その上に被せ物が装着してあります。その歯に痛みがあり、歯根破折していることがわかりました。

もともと残っている歯も薄く、強い力によって折れたものと考えられます。

歯根破折を起こしている歯の抜歯を行いレントゲン写真にて確認しています。

今回は両隣の歯をつなぐブリッジ治療を行うことになりました。

抜歯と同日に仮歯を装着し、可能な限りもとの歯ぐきの形を変えないことで、歯ぐきになじませた審美的なブリッジを装着することが可能です。

抜いたところが治癒したところで型取りを行いました。

ブリッジ装着後の写真です。青い矢印の真ん中の部分がダミーの歯で、そのダミーの歯を両隣の歯が支えています。

上から見るとこのようにつながっていることがよくわかります。

装着後から長年あった肩こりもなくなったとのことで、理想的な噛み合わせにより左右のバランスが取れたことが影響したのかもしれません😊

残念ながら抜歯となってしまった場合にも、抜歯直後にしかできない処置もあるので、あらかじめ治療方針を決定しておき、準備することはとても大切です。

くまざきデンタルクリニックではカウンセリングをとても大事にしています。治療方法は一つではなく、患者様一人一人にとって一番適した方法を選択していく必要があります。そのためには対話によるカウンセリングをしっかりと行う必要がありますでの、困っていること、どのようになりたいか、ぜひご相談ください。

 

今回行った治療は

治療内容：両隣の歯を削りセラミックによるブリッジ治療

費用：仮歯3300円の3歯分、型取り11000円、セラミックブリッジ396000（132000円×3歯分）（自由診療）

治療回数：2回

リスク：歯を削ったことによって、しみるなどの神経症状が出ることがあります。過剰な力がかかったときに、部分的に破損したり、外れることがあります。

 

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