歯ぎしりやくいしばり。それはTCHが原因かも~歯列接触癖について~
- 2024年4月6日
- 診療案内
歯ぎしりや食いしばりが気になる方へ
日常生活の中で、上下の歯を噛みしめてはいませんか?
無意識に歯を噛みしめている場合、ご自身では気づいていないこともあります。
歯の噛みしめや食いしばりは、歯と顎の関節や筋肉に大きな負担をかけます。
またグッと強い力でなく上下の歯が接触する程度の弱い力でも、接触時間が長時間になれば大きな負担になります。
TCHとは、Tooth Contacting Habitsの略で、「上下歯列接触癖」と言い、
口を閉じている無意識な状態でも上下の歯が接触している状態を指します。
本来上下の歯は安静時に接触せず1~3mmの隙間ができており、食事や会話の時のみ上下の歯が接触するのが正常です。
TCHは上下の歯が安静時にも合わさっているため、脳が歯の接触に慣れてしまいくいしばり癖が付きやすくなります。
TCHの原因
・パソコンやスマホなどうつむいた状態での操作が自然に歯を接触させるため
・ストレスなど軽度な緊張が持続することで歯の接触する機会が増えるため
と言われています
以下のような症状がある場合はTCHかもしれません
・歯ぎしりやくいしばりをする
・顎関節症の症状がある
・作業に集中するとくいしばる癖がある
・肩こりや頭痛がある
・むし歯がないのに歯が痛いときがある
・フェイスラインがぼんやりしている
・エラが張っている
・詰め物や被せ物がよく外れる
口腔内の影響
TCHの場合、口腔内では以下のような症状が発生することがあります。
・顎関節症
・口が開きにくい
・歯周病
・歯が痛い
・歯の破折
もし自分がTCHかも?と思ったら、まずは歯医者さんに行ってみましょう😊
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