マイクロスコープを用いた精密根管治療
こんにちは、くまざきデンタルクリニックです✨
今回はマイクロスコープを用いた精密根管治療についてご案内します😊
精密根管治療とは？
精密根管治療とは、従来肉眼で行っている根管治療を歯科用顕微鏡であるマイクロスコープを用いて行う方法です。
肉眼では確認することが不可能な歯根の根管内を、マイクロスコープを用いて確認しながら治療することで、根管治療の成功率を上げることが可能であると報告されています。
歯根破折が疑われるCT画像
歯の外側の歯ぐきが腫れており、歯の神経が失活（神経が死んでしまった状態）していました。
そこでCTを撮影すると、歯根の周囲に透過像と呼ばれる黒くなっている部分がありました。この黄色の線で囲った部分が透過像と呼ばれ、細菌の感染により歯根の周囲の歯槽骨が吸収しています。
特に上の様なアルファベットの『J』に似た透過像がある場合、歯根破折（根が折れている状態）が疑われます。歯根破折してしまった歯は基本的には保存治療が難しく、外科的な治療（抜歯や意図的再植など）が必要となります。
過去に根管治療を行っていないなら
CT画像で歯根破折が疑われる場合でも、過去に根管治療を行っておらず、根管が無傷であれば保存できる可能性があります。
今回は過去に一度も根管治療を受けていない歯であったため、保存を試み精密根管治療を行いました。
その結果、黄色の線で囲った透過像の部分が、青色の線で囲った部分のように白くなってきており、歯根周囲の歯槽骨の回復を認めました😊
腫れていた歯ぐきも治り、この後セラミックの被せ物を作製し治療が終了となりました。
精密根管治療ですべて治るわけではありませんが、くまざきデンタルクリニックでは可能な限りご自身の歯を残すことを目標としています。
ぜひ一度ご相談ください✨
今回行った治療は
治療内容：下顎第二大臼歯の精密根管治療
費用：精密根管治療大臼歯132000円、CT撮影15000円（自由診療・税込）
治療回数：精密根管治療3回
リスク：精密根管治療、従来の根管治療に関わらず、根管治療を受けた歯は歯根破折を起こすリスクがあります。
くまざきデンタルクリニックは
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