インプラント手術をより安全に、より精確に行うために 〜ガイデッドサージェリー〜
こんにちは、くまざきデンタルクリニックです😊
今回は当院で行なっているインプラント治療についてご説明します✨
歯を失った場合の治療は?
むし歯や歯周病、根の先の病気や歯が折れてしまったなど、歯を失う理由はいくつかありますが、失った歯を補う治療はいくつかあります。
① インプラント
失った歯の部分の顎の骨の中にインプラントと呼ばれるチタン製のネジを手術で埋入し、その部分に被せ物を連結する方法です。人工歯根とも呼ばれ、失った歯の部分のみの治療で完結できますが、インプラントを埋入する手術が必要です。
② ブリッジ治療
失った歯の前後の歯を削り、つながった被せ物を装着する方法で、前後の歯で支える橋の様な形をしているためブリッジと呼ばれます。インプラントの様に手術は必要ありませんが、前後の歯を大きく削るため、健康な歯に与えるダメージは大きいです。セメントで固定するため取り外しはできません。
③ 取り外し式の部分入れ歯
基本的には失った歯の前後、大きな場合にはさらに多くの歯に対して、留め具によって固定します。部分入れ歯と呼ばれ、ご自身で取り外しをして清掃する必要があります。インプラントやブリッジと比較して装置が大きいため違和感が出たり、噛む力も小さくなります。手術や歯を削る必要がほとんどないため、治療によって体に与えるダメージは小さいです。
このように、すべての治療において、メリットやデメリット、リスクやベネフィットが異なるため、それぞれの点を考慮しながらどういった治療を選択するのか決定していく必要があります。
インプラントの手術を安全に、より精確に行うためのガイデッドサージェリー
当院のインプラント手術は、より安全により精確に行うために、ガイデッドサージェリーを用いて手術を行っています。その方法は、
① 骨の状態を見る3次元画像のCTと、実際の口の中の歯の位置や噛み合わせなどを3次元的に記録が可能な「口腔内スキャナー」を用いて記録し、その二つのデータをマッチングさせます。
② 最終的な歯の形や噛み合わせをシミュレーションし、その歯を作るために必要な場所にインプラントが入るように計画します。その際に、どこに骨があるのか、神経や血管がどこにあるのかも把握して、安全な位置にインプラントが入るように注意します。
③ コンピュータ上でシミュレーションをした場所にインプラント手術ができるように、専用のマウスピースが出来上がります。
実際のシミュレーション画像です。
緑色の部分がインプラントの位置を示しています。
グレーの線が最終的に作製したい歯の形です。
赤い丸が神経と血管の位置を示しています。
シミュレーションを行った後は、このように歯型にピタッと装着できるマウスピースが出来上がり、インプラント手術の場所には穴が空いています。
インプラントを骨の中に入れる前には、骨にインプラントの太さに合った穴を開けていく必要があります。
ガイデッドサージェリーで用いるドリルには、このようにストッパーが付いており、このストッパーにより誤って深くまで入っていくことがありません。
マウスピースに穴が空いているので、その場所にインプラントのドリルがピッタリと入るようになっており、手術中はこのマウスピースとドリルを用いて行っていきます。
ストッパーにより深さや角度などが決まった位置にしか入らないため、術前にシミュレーションを行なった通りに手術を行うことが可能です。
くまざきデンタルクリニックでは、すべてのインプラント手術において、CTと口腔内スキャナーによる術前のシミュレーションを行なった上で手術用のマウスピースを作製し、より安全により精確に「ガイデッドサージェリー」を行っています😊
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