こんにちは、くまざきデンタルクリニックです✨

 

子どもの歯である乳歯は、大人のはである永久歯に順番に生え変わっていきます。

しかし、永久歯に生え変わっても、その歯が通常の永久歯よりも小さい場合があります。

これを「矮小歯」と呼び、歯が小さいために下の写真の様にすきっ歯になることがあります。

この矮小歯を大きくして、すきっ歯を治す方法は

1️⃣　歯科用樹脂をダイレクトボンディングと呼ばれる方法で直接接着させる

メリット：歯をほとんど削る必要がなく、一回の治療で完了します。また、部分的に欠けた場合には修理が可能です。

デメリット：長期間経過すると、色が変わっていくことがあります。

2️⃣　型取りを行いセラミックを接着させる

メリット：透明感があり、審美性が長続きします。

デメリット：歯を削る必要があり、破損した場合にはすべて作り直す必要があります。

これらの治療方法を説明し、今回は1️⃣のダイレクトボンディングを行うこととなりました。

処置中はこのようにラバーダムと呼ばれるゴムのシートを歯に被せて、歯のみが出ている状態にして接着力が最大になるようにします。

天然の歯を再現するために何層にも分けて歯科用樹脂を接着させ、研磨を行いました。

歯科用樹脂の歯に対する接着力や物性の向上により、綺麗な状態が長続きするようになってきました。

ご自身の天然の歯を最大限残せることが、このダイレクトボンディングの大きな魅力だと思います😊

 

今回行った治療は

治療内容：前歯の矮小歯のダイレクトボンディング（歯科用樹脂を充填する治療）

費用：1歯88000円税込の2歯分（自由診療）

治療回数：2回

リスク：接着した歯科用樹脂の経年的な色調の変化、部分的な破損

 

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